新年のご挨拶  株式会社ショーワ 代表取締役社長 幅 和弘

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。 新政権の経済政策への期待がふくらむ中、久しぶりに明るい空気のただよう年明けとなりました。期待通りにデフレから脱却できて経済が好転するのか楽観はできませんが、景気は「気」だとも申します。業界団体や経済団体の新年会でも、この「気」を育てるしかない、とにかくやってみようとの声が盛んにかわされていました。
ただ、景気が好転するとしても、その効果がすみずみまで波及するには二、三年のタイムラグがあります。とくに印刷業界は、デフレに苦しんできただけでなく、メディア産業のあり方が大きく変わる中で、経営や業態の変革を模索しながらの苦境でした。他産業が好転しても、我々業界が即好転できるとは限らない状態が今後も続くと思われます。
そうした中ですが、ショーワは昨年、予想を上回る実績を残すことができました。お引き立てをいただいたお得意様各位に厚くお礼申し上げます。
振り返りますと、設備投資を積極化されたお客様には二つのタイプがあったように思われます。一つは、新規の事業や顧客層の拡大に取り組んで、その手応えから関連設備を増強されたお客様、もう一つは全社的な再編を進める中で設備の刷新や増強を図ったお客様です。サービスや顧客層の拡大に取り組む挑戦の精神と、社内体制の見直しなどによる体幹の強化、いわば心身両面の強化は私どもとしても大いに学ぶべきと感じた次第です。
本年もお得意様の発展や問題解決のソリューションプロバイダーとして努力し、お得意様、メーカー様、関連各位と共に成長できる一年でありたいと考えます。変わらぬご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。