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ガリ版ネットワーク日誌 [2001年6月]


6月某日
6月6日には関東地方が梅雨に入った。きょうも雨というのにヒバリの声が途切れない。明け方から日没後まで縄ばり宣言をするヒバリの雄に同情してしまう。
大阪の人から「屋根裏に黒い謄写版がある。10数年前に購入したものだがゆずります」と電話があった。黒い謄写版とは「萬古謄写器」のことで、黒い箱は萬古だけであろう。今回のは4号器だったが、小サイズ(1号、2号)のものも、会員間で人気がある。部屋に置いても見映えがするというのが理由である。関西方面からの恵贈品で多いのが「萬古」と「サカタ」ブランド。中古の謄写版から、当時の市場を知ることができる。

6月某日
聴力障害者運動をテーマとする映画づくりに、謄写版一式(昭和20年代の器材)を借りたい。謄写版の使い方、印刷方法も指導してほしい、との依頼を受けた。撮影現場は、東京の江東区。楠本公子さんに先生役をお願いした。

(2001年12月24日、事務局・志村章子)
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