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ガリ版ネットワーク日誌 [2003年2月]


2月某日
「Web謄写印刷館」でネットワークの存在を知った人が気軽に連絡してくるケースが多い。きょうは「インクがあるか」という電話が4本。やがて、そのうちの3本の出所が一箇所とわかる。某大学で講義に謄写印刷を取り入れたいと考えている先生、大学事務局、出入りの印刷所がそれぞれ「インクある?」と連絡してきたのである。

2月某日
1月21日に「ガリ版特別学習」を行なった群馬県新田暁高等学校3年生から、「お礼の手紙」が届く。「今まで歴史に興味を持てなかったが、ガリ版の歴史を知り、体験することで(謄写版の)仕組みを知り、歴史の楽しさを覚えました」等々自分とまじめに向かい合って、私のつたない授業を受けとめてくれていた。歴史を学び、自分とのつながりを知ること、肉体を使って体験してみることの力の大きさを感じた2時間だった。

2月某日
横浜のFさんから暮れに連絡をいただき、年明けに器材を届けてくださるとのことだった。労働組合活動で使用したものという。11時ころ来宅。謄写版2台(バンコ、女神ブランド)、インク、原紙、ヤスリなどをいただく。1960年代の労働組合にガリ版の存在は欠かせないものだった。日刊職場新聞(もちろん、ガリ版印刷)発行の思い出など語り合う。

(事務局・志村章子)
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