日本生命のシンクタンクであるニッセイ基礎研究所発表のレポート「サステナビリティに関する意識と消費行動」(2022年5月31日)によれば、「地球環境や社会問題は他人事ではない」と考える生活者は全体の61%を占めています。これは、6割の人が地球環境や社会問題を自分ごととして捉えていることを示しています。
男女別に比較すると、男性は50%だったのに対して、女性は72%と大きな差が出ました。この結果から、女性の方がこれらの問題についての当事者意識が高いことが明らかになりました。
また、「サステナビリティを意識して生活している」と考える生活者の割合は28%でした。地球環境や社会問題を自分ごととして捉えている人でも、日々の生活においてサステナビリティをまだ意識していない人も多いことが分かります。なお、この問いについても、男性24%に対して女性は31%と、女性の方が7ポイント高いという結果になりました。
サステナブルな印刷サービスを企画されている皆さん、「地球環境や社会問題を自分ごととして理解しているけど、サステナビリティを意識した生活ができていない」方々向けのサービスはいかがでしょう?女性向けの製品やサービスを提供されている顧客企業と一緒に、さらにパートナー企業や地域社会などステークホルダーを巻き込んだりして提供すると、成果も大きくなりそうです。
内容は、必ずしも環境に関わるものである必要はありません。例えば、「ジェンダー平等の実現」「人や国の不平等をなくす」「すべての人に健康と福祉を」と言った『人』に関わるものなどもあります。顧客や地域社会の皆さまにとって、「生活の中に取り込みやすい」ものを選ぶのが適切かと思われます。
ぜひ、サステナブルな印刷サービスを通じて、厳しい市場環境にマケズ、売上・利益を伸ばしましょう!
なお、「サステナビリティに関する意識と消費行動」の詳細については、こちらからダウンロードしてご確認ください。また、アンケート調査の概要は以下になります。ご参考までに:
* 調査名:「第8回 新型コロナによる暮らしの変化に関する調査」
* 調査時期:2022年3月23日〜29日
* 調査対象:全国に住む20〜74歳
* インターネット調査、マクロミルのモニターを利用
* 有効解答:2,584
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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