『推し活』をやっているのはどんな人?

前回の記事では、『推し活』の具体的な活動内容やその際のキーワードなどをご紹介しました。今回は、どんな人たちが『推し活』をしているのかを明らかにします。

 

博報堂「オシノミクスレポート」によれば、『推し活』をしている人たちは、推し活に対する考え方やお金の使い方などによって、以下6つのクラスターに分類できます:

 

  1. 「推し活は共有体験にしたい」クラスター
  2. 「推し活で日々を輝かせたい」クラスター
  3. 「推しをエネルギーに生きたい」クラスター
  4. 「推しは遠くから眺めたい」クラスター
  5. 「推し活はカジュアルに楽しみたい」クラスター
  6. 「推し活をどこまでも極めたい」クラスター

 

また、各クラスターの推定人口・月間平均推し活支出金額・推し活係数(可処分所得に占める推し活支出の割合)を比較すると、以下2つが「推定人口が多い」「月間平均推し活支出金額が高め」「推し活係数も高め」なクラスターとなっています:

 

  • 「推し活は共有体験にしたい」クラスター:641万人、16,436円、2%
  • 「推し活をどこまでも極めたい」クラスター:493万人、23,338円、5%

 

 

「推し活はカジュアルに楽しみたい」クラスターは、人口は推定は140万人と6クラスターの中で最も少なく、推し活係数も31.5%と4番目です。しかし、月間平均推し活支出金額は26,613円と最も多くなっています。

 

印刷会社が推し活関連サービスを手掛ける(あるいは拡充する)際には、これら3つのクラスターをターゲットにするのが良さそうです。なお、これらのクラスターは「20代中心」「やや男性が多め」となっています。ぜひ、これらのクラスターに刺さる商材・サービスを提供することで、売上・利益を伸ばしましょう!

 

 

ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
ブログへのリンク:Brighter Later Blog