2025年8月27日・28日の2日間、AI技術とソリューションの専門展「AI博覧会 Summer 2025」が開催されました(会場:東京国際フォーラム)。今春(2025年3月)に開催された「AI博覧会 Spring 2025」では出展社数85社・来場者数6,314名でしたが、今回は100社以上が出展、来場者数10,000人以上と規模が拡大していて、AIへの注目の高さが伺えます。
会場には、以下のような印刷会社のDXやAI活用を後押しする様々なサービスが提案されていました:
- PowerPoint資料にAI音声とAIアバターを加えて動画を簡単に作れるサービス VideoCraft(Stand Technologies社)
- 非定型帳票も設定不要で読み取る生成AIによるOCRサービス GenOCR(ジンベイ社)
- 顧客と対話できるAI広報担当者(Evolve社)
- 生成AI等のAIを活用しているサービスにおける脅威点やセキュリティリスクの診断を行い、脅威評価を行う「AI活用サービスリスク健診」(GRCS社)、など
中には、印刷営業DXの参考になりそうなAIサービスもありました。ROUTE06社ブースで紹介されていた「Acsim(アクシム)」は、顧客とのヒアリング内容から「現状業務フロー生成・課題特定を自動化」し、さらに「改善方針・改善計画策定をAIエージェントが支援」することもできる、AIを活用した要件定義支援プラットフォームです。
Acsimのような、顧客とのお打ち合わせ内容などから「顧客の現状把握・課題特定」や「課題を解決する印刷サービス案の策定」ができるAIがあれば、印刷営業の効果・効率を大幅に高めることもできそうです。Acsimの方とこうした印刷営業支援AIの可能性を一緒に検討するのも、とても面白そうです。
AI博覧会で提案されたAIソリューションには、VideoCraftやGenOCRのようにすぐに使えそうなものもあれば、Acsimのように使い方を工夫すれば大きな効果・成果が見込めそうなものもありました。ぜひ、最新のAIも活用しながら、さらなる売上・利益増大を目指しましょう!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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