2025年6月19日・20日の2日間、ハイデルベルグ・ジャパンはデジタルに特化したイベント「デジタルデイ」を開催しました(会場:同社カスタマーセンター(東京・品川区))。ミューラー・マルティニ ジャパン(以下、ミューラー・マルティニ)およびホリゾン・ジャパン(以下、ホリゾン)との共催で、「解き放て デジタルのポテンシャル」をテーマにデジタルの新しいビジネスを考えるイベントでした。
会場には、ハイデルベルグ社がdrupa2024で発表したB3サイズフルカラー枚葉インクジェット機 ジェットファイア50 の実機が展示。また、3社から1名ずつ登壇したパネルディスカッション「収益を生み出す ”後加工の自動化” – 「3社が描くエンド・トゥ・エンドの未来」や、各社15分ほどのセミナーなども開催されました。
このうち、ホリゾンのセミナー「ホリゾンによるスマートファクトリーへの取組み 〜 後加工視点から見る「もの作りのスマート化」〜」では、「段取り八分 仕事二分」「『コスト/シート』から『コスト/プロダクト』へ」と行った印象的なフレーズが紹介されました。
「段取り八分 仕事二分」はビジネスの格言として様々な場面で耳にしますが、スマートファクトリーの文脈で使われると、『段取り』部分の見える化や効率化、DXを進める重要性が伺えます。占める割合が大きい段取りのDXを進めることで、効率や品質を向上できるからです。
また、印刷・製本・加工・梱包・発送といった作業の前後も含めて効率化できるので、工程全体の見える化・最適化・品質向上も大きく進みます。工程全体の見える化が進めば、「コスト/シート(用紙1枚あたりのコスト」だけでなく、工程全体での「コスト/プロダクト(1製品あたりのコスト)」を把握できるようになり、さらなる効率化・省力化に取り組むこともできます。
以前、こちらの記事でご紹介した新しい自動化・省力化のトレンド「クイックヒット」には、様々な段取りのDXも含まれています。ぜひ、段取りのDXも進めて、工程全体の見える化・最適化・品質向上を実現しましょう!そして競争力を高め、売上・利益を増大させましょう!!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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