遊べる本屋 ヴィレッジヴァンガード(以下、ヴィレヴァン)の店舗数減少が話題になっています。同社は1998年5月設立、2003年4月に上場し、2004年5月末時点の店舗数は137(直営101, フランチャイズ36)でした。その後、403店舗(直営390, フランチャイズ13, 2014年5月末時点)まで増加しましたが、そこから減少傾向に転じて、2025年5月末時点には271店舗(直営268, フランチャイズ3)となりました。
新聞や雑誌、ネットなどの分析記事では、店舗数減少の理由として「ヴィレヴァン『らしさ』が薄れてきたこと」が挙げられています。では、その『らしさ』とは何でしょう?ChatGPTに質問したところ、以下のようなものをリストアップしました:
- カオスな商品構成
- サブカル愛とユーモア
- 手書きPOP文化
- “普通じゃない”を許容する空間
- “遊び心”の体現
- 各店舗ごとに個性が違う、など
なぜ、ヴィレヴァン『らしさ』は薄れてきているのでしょう?その理由のひとつに「効率化」がありそうです。『らしさ』を支えてきた商品の仕入れや売場づくりには、手間やコストが掛かります。しかし、POSシステムの導入・活用などを通じた「効率化」によって、その力は弱まっているようです。
ところで、多くの印刷会社が印刷市場の縮小などを背景に、仕組みのスキルレス化や自動化・省力化を積極的に進めてきています。さて、皆さんの会社は『らしさ』を維持・強化できているでしょうか。スキルレス化・自動化・省力化された仕組みで差別化するのは簡単ではありませんが、自分たち『らしさ』は差別化の重要なポイントになります。
仕組みのスキルレス化・自動化・省力化を進めつつ、自分たち『らしさ』にどんどん磨きをかけましょう!そして、売上・利益をさらに増大させましょう!!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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