人手不足を背景に、様々な展示会でRPA(Robotic Process Automation)が目につくようになっています。RPAとは、以下のような定型の事務作業を自動化できるITツールのことです:
 
●	データ入力
●	データ集計・分析
●	データ照合
●	情報収集・検索
●	メール受信・送信、など
 
RPAを活用することで、印刷会社は例えば以下のような業務を効率化することができます:
 
●	交通費の清算
●	入力内容・スキャン内容の転記
●	競合商品・サービス価格の定期的な収集
●	(MISなどに入力された)経営情報のグラフ化
●	データの検証
●	Webからの問い合わせなどを担当営業にメールで送信、など
 
RPAは多くの会社から提供されていますが、中には株式会社エーアイエル(東京・千代田区)の「マクロマン」のように無料のものもあります。マクロマンは、利用企業が自社でロボット(定型の事務作業を自動化するプログラム)を作成・運用するのは無料ですが、自社スタッフだけでは難しいという場合に、ロボットの作成・管理・運用ができるスタッフを有料で派遣してもらうことができる、というサービスです。これは、人材派遣サービスを提供しているエーアイエルならではのビジネスモデルです。
 
「ユーザーコミュニティ」がある点もマクロマンのユニークなところです。コミュニティを通じて他社の事例を参考にできるため、ユーザー企業はロボット作成・運用の知見をより多く得ることができます。
 
RPAは、印刷会社の事務作業効率化に加えて、提供するサービスの強化にも役立ちます。RPAの知見を活用ことで、顧客企業の定型の事務作業を効率化する支援サービスも提供できるようになるからです。
ぜひ、RPAで事務作業も自動化して、競争力を高めましょう!
 
 
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
ブログへのリンク:Brighter Later Blog
 
 

