今回のpageの特徴の一つに、AIを活用したたくさんの印刷機材や印刷会社向けサービスが展示されていたことが挙げられます。その対象分野も多様化していて、筆者が取材したものだけでも以下のように多岐にわたっていました:
【営業・マーケティング】
- コニカミノルタ TWOCAT(開発展示)
- 富士フイルム Revoria Cloud Marketing、など
【プリプレス】
- コニカミノルタ EX感性
- 光文堂 KBDファイナルデータアドバイザー(クラウド型校正システム)
- プロスパークリエイティブ社 ピタット・カラー(印刷物の絵柄の自動色修正システム)
- リンクキューブ社 インデザイン AIレイアウト(チラシ用商品小組の自動組版)、など
【工務】
- 富士フイルム Revoria Cloud Production(参考出品)
【製造】
- 富士フイルム Revoria Press PC2120
- イメージ・マジック社 UVプリンター x 刺繍機 x AIカメラ
【検査】
- シリウスビジョン 検査用AIの精度向上シミュレーションクラウドサービス UniARTS + リアルタイムAI検査 Sirius-AIS、など
これらの中には、導入することでさらに効率を高めた、印刷会社が「できることを増やす」AIもあります。
例えば、富士フイルム Reverie Cloud Marketing。導入することで、顧客のWebサイト運用とWeb広告運用を同時に支援できるようになります。コニカミノルタTWOCATは、デザインが苦手な営業でも顧客と一緒にデザインを検討できるようになります。EX感性を使うと、デザインの伝わりやすさや印象を定量的に評価できます。


イメージマジック社のUVプリンターと刺繍機、AIカメラを組み合わせたソリューションは、白い糸で刺繍した部分をAIカメラで認識、刺繍部分だけにフルカラー印刷できるというもの。これを活用すると、糸の色数に縛られない刺繍を実現できます。

ところで、「AIエージェント」をご存知でしょうか?NTTドコモビジネス社によれば、AIエージェントとは「人が事細かく指示を与えなくても、業務の目標を理解したAIが自ら計画を立て、さまざまなツールを自動的に使い分けながらタスクに取り組む高度な自律型ソフトウェア」のことです。
AIエージェントを使うと、例えば、「不良品が発生したとき、発生したことを関係者に知らせると同時に原因を特定し、可能ならその原因も取り除き、さらに一連の作業をレポートにまとめる」といったことが自動でできるようになりそうです。
日本電子計算社は会場で、プログラミングの専門知識がなくてもノーコードで独自のAIエージェント構築が可能な「つなぎAI(読み方:つなぎあい)」を紹介していました。今後、こうした「AIエージェント」の提案が、DXを進める印刷業界向けにも増えてくることが期待されます。
ぜひ、AIも取り込むことで受注・生産の仕組みをAI時代に相応しいものに進化させ、さらなる成長を実現しましょう!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
ブログへのリンク:Brighter Later Blog




