page2026会場では、富士フイルム Revoria Press PC2120(6色機、印刷速度 A4 120ページ/分、昨年12月発売)、コニカミノルタ AccurioPress C5080(4色機、印刷速度 A4ヨコ 81枚/分、今年1月発売)など、最新フルカラートナー機の展示・デモも行われました。
これら2つの最新機種には、「印刷速度が前モデルと同じ」「運用の自動化・効率化を強調」といった共通点があります。こうしたトレンドから、トナー機の競合ポイントは「印刷速度」から「運用の自動化・効率化」にシフトしていることが見えてきます。
ただ、これら2機種の「運用の自動化・効率化」実現方法には違いがあります。富士フイルム Revoria Press PC2120は、最適な用紙設定・画質設定を提案する独自AI技術を搭載して実現していますが、コニカミノルタ AccurioPress C5080は、センサーを活用して熟練オペレーターでも判断できない用紙特性や機器環境に応じた設定を自動化・効率化しています。自動化・効率化実現方法の開発にもコストがかかり、そのコストは価格にも反映されることから、今後はこうした部分にも注目することをオススメします。


国際印刷機材展 drupa2024 で大きな話題となったフルカラー枚葉インクジェット機は、page会場でも存在感を高めていました。その理由のひとつに「高い印刷速度」があります。例えば、B3/ A3サイズ枚葉水性インクジェット機 キヤノン varioPRINT iX3200(4色機)の印刷速度は320枚/分(A4サイズ・両面)です。
キヤノンブースでは、この varioPRINT iX3200 がグーフ(東京都目黒区)の印刷生産・研究開発拠点「goof.CAMPUS」(神奈川県横浜市)に導入されたことや、ホリゾンのショールーム Horizon Innovation Park(滋賀県高島市)に導入されることが紹介されていました。Horizon Innovation Parkでは、印刷から中綴じ・断裁までを自動化したソリューションとして展示されます。

理想化学工業ブースでは、A3サイズ枚葉インクジェット機 Valezus T2200(330枚/分)・ORPHIS GL9730(165枚/分)の実機デモが行われました(ともに5色機)。これらは油性インク機で、「インク乾燥の熱源を必要としないため環境負荷を低く抑えられる」という特徴があります。

SCREENブースではTruepress JET S320、京セラブースではTASKalfa Pro 55000cというA3サイズ枚葉水性インクジェット機のサンプルが紹介されていました(ともに4色機、150枚/分(片面))。これらは、SCREENと京セラが共同で開発している機種です。page2026時点では、発売時期未定とのことでした。


会場では、B2サイズ枚葉インクジェット機のサンプルや、その導入企業による印刷サービスなども紹介されていました。リコーは、IGAS2022で世界初出展された商業印刷市場向けB2枚葉水性インクジェット機 Pro Z75(4色機、4,500枚/時)の動画やサンプルを展示しました。

ところで、page期間中の2月19日・20日の2日間、小森コーポレーション つくばプラントで「KOMORI 新春内覧会 2026」が開催されました。その会場では、2月1日発売の B2枚葉UVインクジェット機 J-throne 29 のデモも行われました。ヘッドの解像度 1,200 x 600 dpi、最高印刷速度 毎時6,000枚(片面印刷時)の4色機で、商業印刷市場やパッケージ印刷市場をターゲットにしている機種です。

page2026では、デジタル印刷機のバリエーションが着々と増えていることが伺えました。これは、印刷会社が売上・利益を伸ばす重要な要素である「自社に合った生産性の高い/高い付加価値を実現できる仕組み」に適切な機種を選びやすくなっていることを意味しています。
ぜひ、自社にピッタリなデジタル印刷機を選定・導入して、売上・利益を伸ばしましょう!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
ブログへのリンク:Brighter Later Blog




