「ホリゾン・スマートソリューションフェア 2026 in 東京」が2026年6月3日~6月5日の3日間、科学技術館 1階展示ホール(東京都千代田区)で開催されました。今回、会場で取材をしていて強く感じたのは「後加工ソリューションの多様化が進んでいる」ことでした。
例えば、「中綴じ製本システム」。ペラ丁合鞍掛け中綴じ製本システム iCE STITCHLINER Mark V に給紙装置、クロススタッカー、帯掛け機、パレタイズ用協業ロボットを組み合わせたソリューションで、ハイデルベルグ社のB3サイズ枚葉水性インクジェット機 ジェットファイア50 で事前に印刷した用紙を給紙して中綴じ製本するデモが行われていました。
ホリゾンのスタッフによれば、このシステムはジェットファイア50とインライン接続して使用することも可能とのこと。drupa2024で発表されたこの最新機種は、印刷速度が両面毎時最大4,560枚(片面印刷SRA3換算9,120枚)と非常に速く、月間印刷部数 最大片面5,000,000枚(両面2,500,000枚)と耐久性も高いものです。枚葉インクジェット機と組み合わせることができるこのソリューションは、デジタル機を使った大量生産を可能にします。
ホリゾンの後加工ソリューションはデジタル印刷機との連携を想定したものが多いのですが、会場では、オフセット印刷機用後加工機のデモも行われていました。例えば、菊判全判に対応したクロス紙折機 iCE FOLDER AFV-784FKT(加工速度 12,000枚/時, A4仕上がり16ページ折り, 参考出展)。この背景には、オフセット印刷サービスの小ロット化が進んでいることがあります。

多様化するアプリケーション(印刷物の種類)に対応して、後加工ソリューションの多様化も進んでいます。会場では、富士フイルムのフルカラートナー機 Revoria Press PC2120とロータリーダイカッターをインライン接続した小〜中ロットカード生産システムや、A3, B3サイズ, 最大 530mm x 530mm の製本ができる大判対応無線綴じ機 iCE BINDER BQ-X1(参考出展)なども注目を集めていました。iCE BINDER BQ-X1の横には、オリジナルがA4サイズやA5サイズの写真作品集をB3サイズにリサイズ(拡大)したサンプルも展示されていました。



ハンドリフター HL-120(参考出展)のデモにも多くの人が集まっていました。これは、印刷機から出力された用紙束を崩すことなく、そのままの状態で給紙装置に積み替えることができるようになる機材です。このリフターを活用することで、少々離れた複数のオフラインシステムをスムーズに連携させて生産性を高めることができます。

後加工ソリューションの多様化が進んだことで、印刷会社は自社に合ったソリューションを選択・構築し易くなります。また、多様なソリューションを複数組み合わせることで、工場全体の自動化・省力化を進めることができる印刷会社も増えそうです。
ぜひ、多様化する最新の後加工ソリューションも活用することで、さらなる成長を実現しましょう!




