AIの利用が広まる中、(デジタルメディアにはない)質感や存在感を持ち、実際に触れることができる印刷物は、これまで以上に価値が高まることが見込まれます。page会場でも、たくさんの「AI時代の付加価値の高い印刷物」のヒントがたくさん見つかりました。
例えば、「Webに誘導できる印刷物」。AIにおいて、データはとても重要な役割を果たします。データの量や質は、AIの性能や精度などに大きく影響するからです。そのデータを取得するのに役立つ印刷物は、AI時代に高い価値を持つと考えられます。
会場では、NFCを使った「Webに誘導できる印刷物」の提案が様々なブースで行われていました。NFC(Near Field Communication、近距離無線通信)は交通系ICカードやクレジットカードのタッチ決済に使われている技術で、多くのスマートフォンにも搭載されています。
富士フイルムブースには、奥村印刷(東京都北区)が開発したSmart Meishi(スマート名刺)が展示されていました。また、プラスチックカード専門印刷会社 研美社(大阪府大阪市)もNFCを活用したプラスチック製のデジタル名刺「nearby(ニアバイ)カード」やNFCタグ(Nタグ)などを提案。
アピックス社(大阪府大阪市)は、直径30mmのステッカータイプNFCタグを使うことで、グリーティングカード、販促ツール、記念アルバムなど様々な印刷物を「体験ツール」化できることをアピールしていました。



「コミュニケーションを膨らませる印刷物」も、AI時代の高付加価値印刷物のひとつになると考えられます。多田紙工(埼玉県さいたま市)は、さまざまな色の紙製ファイル「ペーパーファイル」にマンガをモノクロ印刷した商材を展示。このマンガは同社のスタッフが描いたもので、環境に配慮した「ペーパーファイル」や針金を使わない中綴じ機による「エコプレス製本」といった、同社の商材・サービスをアピールする内容となっています。
保険の提案書や事業の企画書、商品カタログなどを提出する際に「マンガペーパーファイル」を使うと、説明する前から興味を持っていただけて話がスムーズに進みそうです。こうしたコミュニケーションを膨らませる印刷物も、AI時代に注目が高まりそうです。

また、トレーディングカード・ステッカー・アクリルグッズといった「個人の『好き!』に刺さる印刷物」や大入(京都府京都市)ブースに展示された「伝統/文化/職人技に触れられる印刷物」、ジャグラコンパス 避難所マップのような「『ネットにつながらない!?』ときに役立つ印刷物」なども、AI時代に付加価値が高まる印刷物の有力な候補だと考えられます。



Page2026会場では、「AIを活用した印刷機材やサービス」「デジタル印刷機の最新動向」「自動化・省力化の最新動向」「AI時代の高付加価値印刷物」といった、中小印刷会社が厳しい市場環境にマケズ売上・利益を伸ばすためのヒントがたくさん見つかりました。ぜひ、pageで紹介された最新印刷機材なども活用することで、さらなる成長を実現しましょう!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
ブログへのリンク:Brighter Later Blog




