「2025年 日本の広告費」で見つけた中小印刷会社のビジネス機会!

前回の記事では、「2025年 日本の広告費」の分析から見つけた「デジタルサイネージ向け広告・コンテンツ制作」という中小印刷会社のビジネス機会をご紹介しました。しかし、「日本の広告費」で見つかる印刷ビジネス機会はそれだけではありません。例えば、以下のようなものも挙げられます:

  • 「売場強化」を促進する、従来の「紙のPOP」と「デジタルサイネージ」を組み合わせたハイブリッド型販促施策
  • 顧客接点を創出するためのイベントや展示 + イベントや展示への動線設計
  • シンプルなウェビナーなどの映像制作
  • Web誘導型の低コストDM制作関連
  • 高額商品やBtoB向けのプレミアム型DM制作関連、など

さて、プロモーションメディア広告費の2015年から2025年までの推移を見ると、2020年にコロナ禍を受けて大きく落ち込んだ後、微減が続いていました。しかし、2023年以降は増加へと転じています(微増ですけど)。

その構成比は、「折込」「DM」「フリーペーパー」は減少傾向にある一方、前回記事で分析した「屋外広告」「交通広告」、そして「POP」「イベント・展示・映像ほか」は横ばい・増加傾向にあります。

これらの背景には、どんな動きがあるのでしょう?例えば、「日本の広告費」によれば、食品・日用品カテゴリで「売場強化」が進んだことにより、POPの活用が増加しています。その際、店頭にもデジタルサイネージの導入が加速していて、従来の「紙の POP」と「デジタルサイネージ」を組み合わせたハイブリッド型の販促施策が増加しています。

「イベント・ 展示・映像ほか」では、様々な企業がリアル体験の有用性を再確認し、イベントや展示による顧客接点の創出を積極的に活用する動きが活発化しています。あわせて、 イベントや展示への導線設計では、SNS・アプリなどデジタルメディアの横断的な活用や顧客のデータ化など、DX化はますます進んでいます。

映像コンテンツでは、高精細やインタラクティブなど「高度化する方向」とシンプルなウェビナーなど「簡易化する方向」と二極化していて、今後もその傾向は変わらないと考えられます。映像コンテンツ制作専門の会社も多いこの市場では、まずは「簡易化」の方から取り組んで、市場を開拓しつつノウハウを蓄積するのが良さそうです。こうしたノウハウは、前回記事でご紹介した「デジタルサイネージ向け広告・コンテンツ制作」にも活かせそうですから。

「日本の広告費」市場には含まれていない「DM制作関連市場」は、「DM市場」が減少傾向にある一方、微増傾向にあります。この市場では、「ウェブ誘導型の低コストDMと、高額商品やBtoB向けのプレミアム型DMの二極化」が進んでいます。郵便料金改定などの影響で発送数や媒体を見直す動きの中でも、「ウェブ誘導型DM」と「プレミアム型DM」は順調に伸びているようです。

このように、「2025年 日本の広告費」からたくさんの中小印刷会社のビジネス機会が見つかりました。これらの中から御社のお客さまそして御社にぴったりなものを選んで取り組み、お客さまと一緒にさらなる成長を実現しましょう!


ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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