コミティア128体験記 . . . (上)

2019年5月12日、自主制作漫画誌展示即売会「COMITIA(コミティア)128」に行ってきました(会場:東京ビッグサイト青海展示棟)。

コミティアは1984年から続くイベントで、現在は年4回東京ビッグサイトで開催されています(今回は第128回)。来場者数は2〜3万人、今回は4,869のサークル/個人が参加しました。大阪、名古屋、新潟、北海道、福島、福岡でも年1〜2回のペースで地方コミティアが開催されています。

お盆と年末に開催されるコミックマーケット(コミケ)と違い、コミティアではコスプレやパロディ作品・二次創作作品の販売が禁止されています。また、一般入場者に「一人一冊カタログ「ティアズマガジン」(販売価格1,300円(税込))を購入し当日持ってくること」が求められるのも、コミティアの特徴です(小学生は入場無料)。

私も、ティアズマガジンを持ってきているかどうか、入場を待つ行列に並ぶ時や入場の際に確認されました。このカタログは会場でも販売されています(販売価格1,000円(税込))が、行列に並ぶ人の95%以上は事前に購入していたようです。
 

 
ところで、コミティア会場に開場時間(11時)の5分前くらいに着いたところ、入場待ち行列の最後尾にたどり着くまでに10分くらい歩くことになりました。IGAS2018が行われた東京ビッグサイト東展示棟と今回の会場(青海展示棟)の間には「夢の大橋」という大きな橋がかかっているのですが、その東展示棟寄りのところまで行列は続いていました(ちなみに、私が並んだ後も行列はどんどん伸びていきました)。

そこで15分くらい待った後に行列は動き始め、会場には11時35分くらいに入れました。行列に並んでいる人々は(私も含め)、ティアズマガジンに掲載されている参加サークル/個人の情報をチェックしたり、会場内のブース配置地図を見ながら同人誌をどんな順番で買っていくか作戦を立てたりしていました。そのため、行列に並んでいる時間もそれほど長く感じませんでした。

最近、イベントの数が増えています。皆さんの中にも、自社でオープンハウスやセミナーなどを開催している印刷会社もいらっしゃるでしょう。開催前からイベントを楽しみにしていただくために、印刷物を活用する。ティアズマガジンから、こうした印刷物の使い方の可能性が伺えました。

また、印刷物はイベントをマネタイズする方法のひとつでもあります。ティアズマガジンもコミティアの収益源です(他には、参加費(サークル/個人)、企業出展料、広告費などがあります)。イベントを継続的に実施していくためには、収益源を増やすことが大切です。ぜひ、印刷物もイベント収益源のひとつとして活用しましょう!

次回は、コミティア会場内で販売されていた同人誌についてご報告します。

 
 
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
ブログへのリンク:Brighter Later Blog