Page2026レビュー(4)自動化・省力化の最新動向

前回・前々回の記事でもご紹介したようなAIを活用したサービスや最新デジタル機の運用なども含めて、page2026では「自動化・省力化」がメイントピックのひとつでした。

会場で特に大きな注目を集めていた自動化・省力化ソリューションのひとつに「ロボット活用」があります。例えば、ホリゾンの「ロボット投入無線綴じシステム」。無線綴じ機 iCE BINDER BQ-300 で無線綴じ加工された冊子を、三方断裁機 iCE TRIMMER HT-300 で仕上げ断裁するというシステムで、協働ロボットは「無線綴じ機への本身供給」「綴じ加工後の断裁機への受け渡し」という2役を1台で果たしていました。

ホリゾンブースでは、カット紙をAGV(無人搬送車)で自動搬送・供給し、中綴じ加工後は帯掛けした状態で協働ロボットによるパレタイズを行うという、次世代型中綴じ製本システムのデモも行われていました。

 

 

国内最大級のオンデマンド製作会社 シンクイノベーション(愛知県名古屋市)は「自動化の相談窓口」をテーマに出展。ブースには、缶バッジ自動機やOPP梱包機など、グッズ製造を自動化・省力化するさまざまな機材が展示されていました。これらは、同社が自社業務を自動化・省力化するために開発した機材です。

また、アームロボ 200万円〜・スカラ 100万円〜(ロボット費用や使い方講習などを含む)という「ふれあいロボットフェア」も実施。同社の自動機には様々なロボットも活用されているのですが、その導入・活用ノウハウを外販する取り組みです。

 

 

製造工程全体の自動化・省力化の提案もありました。印刷革新会は、DAM(デジタルアセットマネジメント)・MA(マーケティングオートメーション)・MIS・自動組版システム・デジタル印刷機・後加工機などを連携させた仕組みのデモを行いました。データ管理も含めて業務を囲い込むこの仕組みは、価格競争からの脱却を目的としたものです。あわせて、各工程の作業実績をMISに戻すことで、単品損益を把握できることも紹介されました。

なお、印刷革新会は印刷会社3社(クイックス、佐川印刷、正文舎)とメーカー5社(リコー、ホリゾン、JSPIRITS、コニカミノルタ、SCREEN GA)が協力して設立した組織で、(システムや設備の革新ではなく)人の意識改革を重視した取り組みを行うことを目的としています。

 

 

「自動化・省力化」はコスト削減だけでなく、印刷サービスの高付加価値化のベースにもなります。ぜひ、自社に合った自動化・省力化をさらに進めることで競争力を高め、売上・利益を伸ばしましょう!

 

 

ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
ブログへのリンク:Brighter Later Blog