「#エア」化する同人誌即売会

ゴールデンウィーク期間中に開催予定だったコミックマーケット98(2020年5月2日〜5日、会場:東京ビッグサイト)は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止されました。しかし、同期間を中心にネット上で「エアコミケ」が開催されました。

エアコミケは、サークルやコスプレイヤー、一般参加者、印刷会社、企業などコミケに関わる人たちが「#エアコミケ」というハッシュタグをつけてTwitterに投稿するというものです。コミックマーケット98に申し込みしている人はもちろん、申し込みをしていない人・これまでコミケに参加したことのない人でも投稿可能。実際、期間中には会場で販売予定だった作品や自慢のコスプレ写真が数多く投稿されていました。

参加予定企業も、出版社による合同電子書籍の大型キャンペーンページなど、特設ページを開設して参加しました。コミケ運営側も事前にエアコミケ用背景画像を用意したり、エアコミケ専用アカウントでリツイートしたりして、イベントを盛り上げました。

 
Roland
 

5月17日に開催予定だった自主制作漫画誌展示即売会 COMITIA132extra(会場:東京ビッグサイト)も中止になり、そのカタログ ティアズマガジンVol.132 も発行中止となりました。しかし、実行委員会から5月17日に #エアコミティア が開催され、その1週間前(5月10日)にはWebサークルカタログが公開されることが発表されています。

 
Roland
 

大規模イベント自粛が続く中、同人誌即売会のエア化が進んでいます。今後、他イベントもエア化するかもしれません。あなたの会社は、こうしたトレンドにどう関われば良いのでしょう?そのヒントを見つけるためにも、どんどんエアイベントにも参加しましょう!
 
 
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
ブログへのリンク:Brighter Later Blog