最近、筆者が注目している機材のひとつに「グッズの自販機」があります。「グッズの自販機」は、自動販売機にインクジェット機を組み込むことで、資材にその場で画像などを印刷してグッズとして販売できる機材です。
例えば、「スマートフォンケースの自販機」。プリンター用の互換インクやトナーの輸入・卸売りを軸に事業を拡大してきたキュリエ(東京都新宿区)は、東京ビッグサイトで開催された「インバウンド向けグッズEXPO」(会期:2026年6月17日~6月19日)で、スマートフォンケースをその場で製作・販売できる自動販売機「PickMe!Case」を紹介しました。
ユーザーは、スマートフォン機種を選択してデザインをアップロードすると、約3分でオリジナルケースを受け取ることができます。その際、写真・イラスト・文字など自由なカスタマイズに対応することで、“世界に一つ”の製品を即時提供する体験型サービスが実現されています。

サントリーの清涼飲料事業を担当するサントリービバレッジ&フード(東京都港区)は、ライセンシングジャパン(会場:東京ビッグサイト、会期:2026年6月17日~6月19日)会場で「TAG-LIVE! CARD」を紹介しました。これは、デジタルコンテンツをアクリルカードにその場で印刷して販売できる、日本初のアクリルカード自販機です。
「TAG-LIVE!CARD」の特徴として、ライブイベントやスポーツ観戦など、最も熱量が高まる瞬間に合わせて、タイムリーに商品を提供できる点が挙げられます。例えば、ライブ公演後にそのライブの映像を瞬時にデータ化し、アップロードすることで、アクリルカードとして提供することが可能になります。

筆者が「グッズの自販機」に注目している理由は、キャラクターなどのIP(知的財産)を絡めたビジネスを手掛ける印刷会社にとっては販路拡大などに役立てることができる一方、こうした自販機は印刷会社以外のグッズ生産・販売への参入を後押しする、という「諸刃の剣」だからです。
ただ、考え方次第では、これまで「紙への印刷」が中心だった印刷会社が、イラストレーターなどIPホルダーと組んで「グッズの自販機」を武器に「グッズ」という新しい市場に参入できるようにもなります。
ぜひ、こうした機材も上手く活用しながら、さらなる売上・利益増大を実現しましょう!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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