効率化・省人化が進むデジタル印刷用後加工機 . . .(2)

 こちらの記事でもご紹介したように、人手不足を背景に、後加工機の自動化による効率化・省人化が進んでいます。ショーワ新春フェア2019に展示されたオンデマンド印刷用後加工機 DC-20も自動給紙機能が付いた生産性の高い機材です。

 DC-20は、1台で熱ラミ、箔押し、ニス引きの3つの加工ができるという機能性の高さも兼ね備えています。箔押しはトナー部分に箔を転写するため型や版が不要で、大きな画像・細かい画像も箔で表現できます。箔は9色から選ぶことができます。DC-20の加工速度は5〜15ページ/分(A4横通し)、最大対応用紙サイズは幅330mm x 長さ660mm、最大加工有効寸法 幅315mm x 長さ 660mm(ラミネートフィルムは幅305mm)となっています。
 

 

 今年2月に開催された印刷メディアビジネスの総合イベントpage2019のキヤノンブースでは、卓上型A3サイズ対応フルオートラミネーター ラミーコーポレーション Revo-Officeが紹介されました。原稿給紙から余白のカットまで全自動で行うことができ、またカセットラミネート方式を採用することで、ラミネートフィルムの交換作業も簡略化されています。

 加工速度は240枚(A4サイズ)/時です。ラミーコーポレーションによれば、一般的なラミネーターの加工速度は180枚/時間です。しかも、一枚ずつ給紙が必要なため、スタッフは作業に付きっきりになります。しかし、Revo-Officeを使うとラミネート作業中に他の業務も可能になることから、スタッフの生産性も高まります。

このように、卓上型の加飾機やラミネーターにおいても全自動化が進んでいます。こうした機材を活用して、人手不足に立ち向かいましょう!

 
 
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
ブログへのリンク:Brighter Later Blog